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2025/11/20掲載

▉ 令和7年度・富山県善意銀行「第63回善意色紙等頒布展」出品作品

◆富山県善意銀行・善意色紙等頒布展とは
 今年も富山県善意銀行が主催する令和7年度「第63回善意色紙等頒布展」へ作品を出展した。富山県善意銀行は全国に先駆けて昭和38年に設立され「善意の架け橋」として様々な活動を行っておられる。その活動の一環として、毎年各界から寄せられた色紙作品等をオークションで皆様に購入して頂き、売上全額を社会福祉に充てるという催しが「色紙等頒布展」である。漫画家協会の関係で、無名な私であるが少しでもお役に立てるのであればと思い毎年出展している。

◆なぜ豚の貯金箱?
 毎年出展する企画に関してはそれぞれ自分でテーマを設けて連作を描いている。富山県善意銀行様の場合は、銀行なので貯金箱、しかも陶器製の豚の貯金箱をテーマにした。このサイトのロゴマークも豚だし、豚の貯金箱が好きなのがテーマに選んだ理由だ。題して「豚金箱」シリーズ。陶器製なのでお金を使おうとすると割らなければならない。そこら辺を毎年アイデアにしている。

◆今年のテーマ
 今年はレストランでの支払いをテーマにした。4匹の豚金箱が会食をし食後のコーヒーも飲み干した。すると店員が伝票を。そして横には小さい金槌が…。「えっ?誰が支払う?もしくは割り勘?」と4匹が一斉に思った緊迫の場面だ。「貯金箱は割らなければ支払えない」のと、自ら意思を持っているが故の豚金箱の焦燥。静かな場面だけれど心の中は渦巻いている。今年もアイデアを思いついて1人でほくそ笑んだ。

◆画材について
 今年は、絵本原画展で後援して頂いた株式会社中里(文中の社名はいずれも敬称を略します)の即妙筆(大)で線を描いてみた。使ってみると自身のイメージする細い線も出せたので、いつもは鳩居堂の即妙筆だけど、今回はこちらで挑戦してみた。少し今後の慣れは必要だけど、概ね思い通りに描けたと思う。これからはこの筆も活用していこうと思った。彩色は顔彩と、これは毎回定番の株式会社中里の隈取筆だ。作品をアップにして頂くと色んな色の網線が掛け合わされているのがお分かり頂けるだろう。自身が編み出したクロスハッチによるぼかし技法だ。

県外からでも入札できます!
 県外の方も入札に参加して頂けます。もし福祉活動の一助としてお力添えをお考え頂けるのであれば、コチラをご覧下さい。(富山県善意銀行・第62回善意色紙等頒布展特設ページ) 下記は上掲のリンク先より引用しました。

【日時】 令和7年12月5日(金)~12月7日(日)
     9:00~16:00
【場所】 富山県民会館 3階 ギャラリーA・B
【購入希望記入価格】 
 「色紙」等   5,000円以上
 「半切」等  12,000円以上
 希望される作品に希望価格を付けていただきます。
 一番高値を付けられた方に、本行特別会員費として
 入金していただきお譲りします。
※ 県外の方、都合により当日来館できない方は購入希望金額を郵送またはメール、
 FAXしてください。
【出品作品】
 県内外画家・書家 京都、奈良寺院管長
 茶道・華道・家元 芸能関係 
 笑点メンバー 漫画家 その他 400点あまり

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