鎌倉にあります荏柄天神社で、本日10月14日に絵筆塚祭が開催されます。この神社は河童の絵を描き続けた漫画家・清水崑先生が、愛用した筆を供養するために建てた「かっぱ筆塚」と、その意志を継いだ横山隆一先生らが建立した「絵筆塚」があることから、古筆の供養のために毎年この祭りが行われています。この祭りにあわせて漫画家による漫画絵行灯が参道に設置されますが、不肖私も今から4年前の平成26年から、ゴルフ漫画で著名な故・小山賢太郎先生からお誘いをいただき参加させていただきました。(小山先生にお声がけいただいた辻下浩二先生、その節は有り難うございました!)
清水崑先生にちなみ、毎年「河童」が絵のテーマに含まれております。かねがね河童の絵を描いてみたいと思っておりましたので、毎年河童をテーマに絵を奉納いたしております。この漫画絵行灯ですが、行灯というだけに夜には明かりが灯されます。描かれた絵はシルエットになって内側からほんのりと浮かび上がります。影になっても映えるアイデアを、と毎年頭をひねっています。今年は「精霊流し」の行灯をテーマにしてみました。後日、完成作品はギャラリーにて公開いたします。
下記の動画は、この行灯絵を制作途中のものです。熊取筆をつかったぼかしの技法となりますが、あまり描いている途中をお目にかけることも無かったな、と思い動画にしてみました。iPhoneを持ちながら描いておりますので、途中見辛い画面があるかとは存じますが、あしからずご了承ください。耳を澄ませていただくと、虫の声と共に筆が紙の上をする際の音もとれていて、我ながら面白いなと思いました。(iPhoneのカメラの性能は凄いですね。)
仕事が詰まっている忙しい合間に慌ただしく描きましたが、やっぱり筆で絵を描くのは楽しいですね。ついつい時間を忘れてしまいました。
☆漫画絵行灯制作途中の動画
☆お問い合わせ先
荏柄天神社
【ホームページ】http://www.tenjinsha.com
【電話】0467・25・1772
【住所】〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂74