▉ 過去作紹介:干支サンタ漫画(2023年)

※2025/12/25_トップページ・ギャラリーに掲載した内容を再録しました。

 有り難いことに、この年よりクリスマスカード用の一コマ漫画制作のご依頼を頂いている。(去年、今年も描かせて頂いた)。クリスマスカードなので、サンタとその歳の干支をテーマにして漫画を描いて下さいとのご依頼だっだ。下掲の作品は令和5年(2023年)のクリスマスカード用のもの(令和6年が辰年)である。採用されたのは上段のラーメン鉢とサンタの作品。残念ながら中段、下段はお蔵入りとなったので、こちらで紹介したいと思う。作品に関する詳細などは後日ブログで紹介します。

▉ 令和7年度・富山県善意銀行「第63回善意色紙等頒布展」出品作品

※2025/11/20_トップページ・ギャラリーに掲載した内容を再録しました。

◆富山県善意銀行・善意色紙等頒布展とは
 今年も富山県善意銀行が主催する令和7年度「第63回善意色紙等頒布展」へ作品を出展した。富山県善意銀行は全国に先駆けて昭和38年に設立され「善意の架け橋」として様々な活動を行っておられる。その活動の一環として、毎年各界から寄せられた色紙作品等をオークションで皆様に購入して頂き、売上全額を社会福祉に充てるという催しが「色紙等頒布展」である。漫画家協会の関係で、無名な私であるが少しでもお役に立てるのであればと思い毎年出展している。

◆なぜ豚の貯金箱?
 毎年出展する企画に関してはそれぞれ自分でテーマを設けて連作を描いている。富山県善意銀行様の場合は、銀行なので貯金箱、しかも陶器製の豚の貯金箱をテーマにした。このサイトのロゴマークも豚だし、豚の貯金箱が好きなのがテーマに選んだ理由だ。題して「豚金箱」シリーズ。陶器製なのでお金を使おうとすると割らなければならない。そこら辺を毎年アイデアにしている。

◆今年のテーマ
 今年はレストランでの支払いをテーマにした。4匹の豚金箱が会食をし食後のコーヒーも飲み干した。すると店員が伝票を。そして横には小さい金槌が…。「えっ?誰が支払う?もしくは割り勘?」と4匹が一斉に思った緊迫の場面だ。「貯金箱は割らなければ支払えない」のと、自ら意思を持っているが故の豚金箱の焦燥。静かな場面だけれど心の中は渦巻いている。今年もアイデアを思いついて1人でほくそ笑んだ。

◆画材について
 今年は、絵本原画展で後援して頂いた株式会社中里(文中の社名はいずれも敬称を略します)の即妙筆(大)で線を描いてみた。使ってみると自身のイメージする細い線も出せたので、いつもは鳩居堂の即妙筆だけど、今回はこちらで挑戦してみた。少し今後の慣れは必要だけど、概ね思い通りに描けたと思う。これからはこの筆も活用していこうと思った。彩色は顔彩と、これは毎回定番の株式会社中里の隈取筆だ。作品をアップにして頂くと色んな色の網線が掛け合わされているのがお分かり頂けるだろう。自身が編み出したクロスハッチによるぼかし技法だ。

県外からでも入札できます!
 県外の方も入札に参加して頂けます。もし福祉活動の一助としてお力添えをお考え頂けるのであれば、▶コチラをご覧下さい。(富山県善意銀行・第62回善意色紙等頒布展特設ページ) 下記は上掲のリンク先より引用しました。

【日時】 令和7年12月5日(金)~12月7日(日)
     9:00~16:00
【場所】 富山県民会館 3階 ギャラリーA・B
【購入希望記入価格】 
 「色紙」等   5,000円以上
 「半切」等  12,000円以上
 希望される作品に希望価格を付けていただきます。
 一番高値を付けられた方に、本行特別会員費として
 入金していただきお譲りします。
※ 県外の方、都合により当日来館できない方は購入希望金額を郵送またはメール、
 FAXしてください。
【出品作品】
 県内外画家・書家 京都、奈良寺院管長
 茶道・華道・家元 芸能関係 
 笑点メンバー 漫画家 その他 400点あまり

▉ 過去作紹介:日トルコ外交関係100周年 記念展出品作品

※2025/11/04_トップページ・ギャラリーに掲載した内容を再録しました。

日トルコ外交関係100周年を記念して2024年にトルコで開催されたマンガ展に出展した作品。▲上の作品はエルトゥールル号遭難事件とイラク戦争の際のトルコ航空機による邦人救出をテーマにした作品。ビートルズの「The long and winding road」というタイトルから着想を得てキャプションを付けた。▼下の作品は、両国の国技である相撲とヤールギュレシ(オイルレスリング)をテーマにした作品。ヤールギュレシは試合の前にオリーブオイルを身体に塗る。相撲は試合に前に塩を撒く。この二つって料理みたいだな、と思って出来たアイデア。

この作品は全てiPadで制作した。デジタル彩色は一目でそれと分かる実物の画材には無い質感というか雰囲気があってあまり好きでは無い。私は矜恃として自分の手で出来ることしかデジタルでもしないので、背景にエアブラシツールで塗ったところはあるが、主要なものは色んな色のペンのクロスハッチングで表現した。上の作品のチケットや手の部分をアップで観てもらうとペンの線と色の重なりがご覧頂ける

◆令和7年、鎌倉・荏柄天神社絵筆塚祭まんが絵行灯のための作品を奉納しました!

◇荏柄天神社と絵筆塚祭について

 今年も鎌倉にある荏柄天神社で開催される絵筆塚祭で、参道に掲揚されるまんが絵行灯のための作品を奉納させて頂いた。荏柄天神社は菅原道真公をご祭神とし、天神社のHPに記載されている略年表には下記の様に記されている。 〜 長治元年(1104年)晴天の空が突如暗くなり、雷雨とともに黒い束帯姿の天神画像が天降り、神験をおそれた里人等が社殿を建ててその画像を納め祀った縁起に始まります。関東を中心に各地に分社をもち、福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と共に三古天神社と称される古来の名社です。

 この神社は漫画家と縁があり、昭和より活躍する「漫画集団」ゆかりの筆塚が2つある。一つは「かっぱ筆塚」|建立:清水崑氏 題字:川端康成氏、もう一つが「絵筆塚」|建立:横山隆一氏ら漫画集団 だ。これら両筆塚の前に祭壇を設け、道真公の御前に古筆の焚き上げ供養が行われ、その祭の際に参道に掲揚されるのが(公社)日本漫画家協会が協賛している「まんが絵行燈」だ。

 このまんが絵行燈への作品奉納は2014年(平成26年)に漫画家の辻下浩二先生の紹介で、絵筆塚祭実行委員会・会長をされていた故・小山賢太郎先生へお話しを繋いで頂いたのが始まりだった。

◇今年もまた犬の散歩時に思いつく

 毎年8月頃になると本格的にアイデアを考え出す。毎日の犬の散歩時が格好の時間である。「なんか、おもろいことないかいなぁ〜」と思いながら歩いていると、眼に入ってくるものから思いつくことが多いのだ。ここ数年は夏の旅行で車窓から観える景色から着想を得ることが多かった。普段見慣れていない景色はそれだけで印象に残りやすい。河童なので水は外せない。特に長野県の河川は水や石の色が独特で好きだ。今年は下呂温泉に行ったので、そこから思いつくかな?と思ったが、案外近くの川の表情から思いついてしまった。

◇川の砂州と川面、月光の競演

 上の写真は、今回の発想のきっかけとなった景色である。散歩の道すがらにいつも目にする景色であるが、右の写真の砂州が今回気になった。近所の川は砂が多く、川上には砂防ダムがあるので、大雨の後なんかは写真の様に川底に砂が溜まる。その砂の間を縫って水が流れ、独特の砂州が出来る。その砂州と水面に照らされた明かりで出来る表情がとても印象的だったのだ。「こんな護岸工事された現代の川に河童が住んでたらおもろいかな?」というひらめきから下記の様になった。

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水面の波の表情がキレイ
     ↓
・波の表情が寺社の砂紋にも見えるなぁ
     ↓
・砂州に砂紋が入っていたら?!

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そんな流れでアイデアが固まった。川底の写真を撮ったその場で振り返ると見える、山間から覗く仄暗い月明かり。何かこれも趣深いな、と思って書き留めた。以下がその時のアイデア帳のページ。

散歩の途中で立ったまま描き留めているので、雑なところはご愛嬌。右のページは帰宅後に描き込んで暗さを際立たせている。(※クリックすると拡大します)

◇小下絵から完成へ

 アイデアが決まれば小下絵(ラフスケッチ)を描く訳だが、最近はiPadとApple純正アプリのフリーボードがとても重宝している。撮影してきた写真やウェブで調べたモノなども、下絵と共に同じ書類内で一覧できるので便利なのだ。またApple Pencilで描くペンの種類も豊富なのが良い。
上の写真でいえば、右端の篆書体なども辞書の当該ページを撮影して貼り付けておくととても便利だ。(昔は辞書に付箋を貼っていたり、撮影した写真を印刷してノートに貼り付けたりしていた訳で…)
 ここまで来ると紙に一度鉛筆で下絵のイメージを描いて確認する。鉛筆や筆という本物の画材と紙に対して、デジタル上の絵は微妙にしっくりこないのだ。やはり最終的にはアナログなんだと思う。是非完成品と見比べてみて下さい。

◇実は…のこぼれ話

 実は2019年(令和元年)1月に3泊4日で鎌倉・江ノ島に旅行に行った際、是非お参りに行こうと思ったが、初日の江ノ島で風邪をひき、そのまま宿で二日二晩寝込んでしまったため、結局行けず仕舞いだった。このときは「未だお参りするに能わず」との道真公のお考えだったのかも知れない。いずれ機会を見つけてお参りしたいと思っている。

たなべたい記

◆令和5年、明けましておめでとうございます!

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

有り難い事に昨年から、クリスマスカードで使用する一コマ漫画をご依頼頂いている。その歳の干支とサンタを絡めた漫画である。その関係で年賀状を描く前に干支についてアイデアを出す訳である。しかし、最近の私の年賀漫画は和風なので、サンタで思いついたアイデアを年賀状に流用出来るかというと、なかなかそうはいかない。しかし、今年はその時思いついたアイデアの発展で今回の様な形となった。

最近はアイデアを考える際に、ネットや辞書で、干支に関する諺を調べる訳だが、「蛇の道は蛇」とか「蛇の目傘」とか「藪蛇」がある中で、何故か「蛇足」が気になった。上の写真で四角く囲ってあるのは、何かが出て来そうな(産まれそうな)感じがしたからだ。

写真はこの漫画のアイデアスケッチ。気になったコトは辞書で調べてみたりすると、そこをきっかけにアイデアが膨らむときもある。今回は気になったので改めて意味を調べてみた。メモの中にも「何か出て来そうな予感」と矢印をした。後日この頁を見て、「本当なら存在しない蛇の足」→「サンタの靴下」→「蛇の子がプレゼントをもらうために蛇皮の靴下を下げる」=『蛇足』という流れでこのアイデアに至った次第である。右頁ではおおよそのラフスケッチと、靴下の数をどうするのか?を考えている。しかし、やはり靴下は一つの方がシンプルかなと思って、清書では一つとした。

今回、靴下と蛇は割に早く決まったのだが、ツリーの描写に手間取って色紙を7〜8枚描き直した。毎回一発描きなので、どうしても描き損じが出てしまう。靴下が吊り下がっている感じが上手く表現出来たな、と我ながら思う。いつも不思議なのだが、完成してから眺め直すと、絵の中の様々な要素が収まるべき所に収まってくれて、画面構成(構図)に張りがが出ていると思う。描いている時にはある程度考えてはいるが、完成後に見直してみて、思いのほか上手くいっているなあ、と感じるのだ。絵と文字の要素が奏でるリズム感、これもまた楽しい。

若い頃はアイデアがなかなか出てこずに産みの苦しみばかりだったが、最近は尿漏れ(失礼)よろしくアイデアが出てくる穴がゆるくなったのか、ポコポコアイデアが出て来て楽しい。若い頃、大学の授業で牧野圭一先生のアシスタントをしていたときに、学生の前で海外公募展用のご自身の作品を描いて見せておられた。端で観ていると、ポコポコアイデアが出てくるので驚いた記憶がある。そんな牧野先生の足元にも及ぶべくもないが、歳をとるとアイデアってポコポコ出てくるんだなぁ〜と、沁み沁み思う。ちょっとは成長したのかな…?

たなべたい拝

◆令和6年、鎌倉・荏柄天神社絵筆塚祭まんが絵行灯のための作品を奉納しました!

今年も鎌倉の荏柄天神社絵筆塚祭にて参道に掲揚される、まんが絵行灯(10/5•6)の為の作品を奉納させて頂いた。犬の散歩をしていると土地柄、最近は熊のことばかり考えてしまう。今回の漫画も熊にちなんだアイデアだ。今回も発想の連鎖が面白かった。詳細はまた後日。 #漫画 #イラスト #荏柄天神社

◆京都漫画(Kyo-toon)作品展示のご案内! Now my Kyoto themed Japanese Style Funny Arts are exhibiting near Heian-Jingu Shrine, Kyoto!!

今年4月に京都・岡崎にオープン致しましたアートギャラリー百継様にて、「常設作品展act.01」と題しまして、以前東京で発表致しました京都をテーマにした一コマ漫画6点を展示して頂いています。京都漫画ということで「Kyo-toon」と名付けました。私の描いている一コマ漫画は英語で「cartoon」と現しますので、その「toon」と京都を合わせてみました。「Kyoto」と発音も近いので親しんでもらえたら、との思いもあります。(千葉にあるディスニーランドの中にトゥーンタウンというのがありますが、このトゥーンと同じだと思います。)
京都の町家を改装したはんなりとした空間のギャラリーです。
もしお時間ございましたら、散策がてらご笑覧下さいましたら幸いです。

敬具
令和6年6月吉日
たなべたい 拝

※常設展示となっておりますため、特段の在廊日は設けておりません。悪しからずご了承下さい。

■□ 梁・柱・白壁・中庭で演出するアート空間 □■
アートギャラリー百継
Art Gallery HYAKKEI
https://webhyakkei.com
〒606-8336
京都市左京区岡崎北御所町50番地
( 50 Kitagosho-cho, Okazaki, Sakyo-Ku, Kyoto, 606-8336, Japan )
TEL : 075-600-0321

◆母校、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコースの展覧会に参加しました!

 私は京都精華大学美術学部デザイン学科マンガ分野の出身である。学部の後、出来て2年目であった大学院(修士課程)に入った。設立2年目ではあったが、マンガ分野では初年度に大学院に進む学生がいなかったため、実は日本初の漫画修士である(博士でないのが残念であるが・・・)。
 大学院修了後6年間、マンガ分野で非常勤講師をさせてもらったが、師匠である教授と考え方の違いから古巣を旅立った。最後は喧嘩別れのように出て行った訳であるが、色んな意味で自分というものを形成する土壌となった母校である。
 そんな精華のカートゥーンコースの現教員の方から、この展覧会のお誘いを受けた。どうしようか悩んだ挙げ句、絵本の宣伝も兼ねて参加させてもらうことにした。絵本の原画2点と絵本4冊、そして今回のために描き下ろした作品(初出は2015年であるが、今回改めて描き直したもの)を1点出展した。展示風景は下掲の通りだ。しっかり額装までして下さり展示して頂いた。会期は明日までであるが、ご興味ある方は是非ご笑覧下さい。

「マンガ — 野良の芸術」 マンガクラス創設50周年記念展
2022.10.18 – 2022.10.25
開場時間:11:00~18:00
休場日:10/23(日)
会場:京都精華大学ギャラリーTerra-S
主催:京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース

マンガー野良の芸術 マンガクラス創設50周年記念展・展示風景

◆令和4年、鎌倉・荏柄天神社絵筆塚祭まんが絵行灯のための作品を奉納しました!

河童帰郷之図(部分)

毎年奉納している鎌倉・荏柄天神社の絵筆塚祭まんが絵行燈。昨日、絵を発送した。夏に長野に旅した際に見た梓湖の水の色に触発されたアイデアだ。梓湖はダム湖であるが、その上流には芥川龍之介で有名な上高地の河童橋もある。来る10/8•9に掲揚されるので是非ご覧下さい。#荏柄天神社 #河童 #一コマ漫画

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