◆令和二年、明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年の作品、ネズミ取りのカゴを観ていて、ふとサンタのネズミを思いつきました。煙突から入るサンタさんよろしく、サンタのネズミなら上の入り口から入ってしまうのかな?・・・と。カゴの中には靴下の形をしたチーズを添えました。如何でしょうか?クスッと笑っていただければ幸いです。

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昨年はず〜っと絵本の仕事にかかりっきりで、殆ど家に引きこもって原稿を描いていました。科学者の実験室をテーマにした絵本なんですが、色んな時代の科学者を描きますので、調べないといけない事が沢山あってとても神経を使います。

昭和10年代のアイスの箱って?その頃のタバコの箱は?はたまたギリシャ時代の図書館は? ・・・調べ出すと楽しいのですが、沢山文章を読んだり、しらみつぶしに画像を確認していったり、絵の一部の些細な事柄を描くため、結構な時間調べ物をしたり・・と、描く以前の作業が大変でした。

でも、そういった調べものもとても楽しいんですよね。方々にご迷惑をおかけしているのですが、ようやく今年に出版されます。全4巻の大作?です。また具体的なことが決まりましたら改めて案内いたします。よろしくお願いいたします。

たなべたい拝

◆日本漫画家協会関西ブロックのグループ展・平成かけこみ漫画展に参加します

【展覧会のお知らせです】

 

本日より、京都の三条河原町交差点角にありますアートギャラリー北野2階にて、日本漫画家協会関西ブロックのグループ展が始まっております。前回展に引き続き、線描のみの作品を4点展示しております。

 
 
 
今回の作品は平成かけこみ漫画展ということで、現在の世相を混ぜ込んだ「平成迷所圖繪」を描いてみました。昨今巷で目にする事象を名所圖繪風の線描のみの作品で表現しております。

池波正太郎さんの作品「剣客商売」に挿絵を描かれていた中一弥さんの線を、いつも凄いなぁ〜と思って観ていたのですが、江戸期の名所圖繪を改めて観たときに、中一弥さんの線のルーツは名所圖繪なのかな?と感じました。
拝見しておりますと、よくこれだけ省略して表現出来るなぁ〜とただただ感心するのみです。
 
展示作品で線画のみというのも勇気のいるところですが、前回に引き続き、今回も敢えて線画のみで絵をまとめるという試みにチャレンジをしてみました。色という助け船のない白黒の線のみですが、カラフルに感じられるよう線の粗密での表現に挑戦しております。
 
使用しました筆は、線描を描く際にずっと使っております鳩居堂製の即妙筆(大)一本のみです。(一本の筆で勝負するなんて、ちょっと「プロゴルファー猿」みたいですね。笑)
 
 
 
展覧会の詳細は下記の通りです。
 

名称:公益社団法人日本漫画家協会関西ブロック
平成かけこみ漫画展

日時:平成31年2月20日(水)〜2月25日(月)
午前11時〜午後7時(最終日午後6時まで)
場所:アートギャラリー北野・2階
〒604-8005
京都市中京区恵比須町(三条通河原町東入ル)コーカビル
電話:75-221-5397
在廊:2月25日(月)午前11時〜午後6時

 
今回諸事情により、一日しか在廊出来ませんが、是非ご笑覧ください!

◆平成31年、新年明けましておめでとうございます

猪牙船に乗る猪

新年のごあいさつ

皆様、新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の年賀状の絵をアップさせていただきます。猪牙船に乗る猪を名所図絵風に表現してみました。

川は道に例えれば一方通行。でもその川に進入禁止の標識が立っていたら・・・というアイデアを、猪突猛進の諺のある猪が猪牙船に乗っているところで表現してみました。クスッと笑っていただければ幸いです。

ここ最近、江戸期の名所図絵などの簡潔な線描表現に興味をもっております。よく見ておりますと、建物や様々なものがとても簡潔な表現で描かれていて舌を巻きます。なかなかまねの出来ない表現なのですが、自分の漫画の中でそういう手法を取り入れてみたいと試行錯誤をしております。

今年の仕事の状況

なかなかページの更新も出来ず心苦しい限りですが、現在絵本の出版に向けて原稿の制作が大詰めを迎えております。今年一年は、制作にかかりっきりになります。また詳細をお話し出来る段階になればこちらでも発表させていただきます。

もう4年もこの制作に取り組んでいるのですが、ようやく来年度に出版が決まりました。自分のキャリアの中では、結構大きな分岐点になる仕事ですので、大変気合いも入っております。絵の細部まで色々と調べて描くのは大変なのですが、そんな一つ一つの段階がとても楽しいです。そしてやっぱり、僕は絵を描くのが好きなんだなぁ〜と実感する毎日です。 早く完成した絵をご覧に入れたいです。どうかご期待ください!

◆(公社)日本漫画家協会・関西ブロック漫画展「NIPPONインバウンド道中」に参加

昨年8月16日〜21日まで、京都三条のアートギャラリー北野で開催されました、上記の展覧会に出展致しました。

この展覧会は私が所属している(公社)日本漫画家協会の関西ブロックが毎年行っている展覧会です。現在、関西ブロックのブロック長を仰せつかっておりますので、企画、準備から関わっている展覧会です。

今回は「NIPPONインバウンド道中」と題し、急増している訪日外国人をテーマに致しました。私の作品は、江戸期に刊行されていた「名所図絵」をモチーフに京都の地域や風物を取り上げてみました。敢えて彩色をせず、墨の線描のみというごまかしのきかない描き方に挑戦してみました。

後日、作品もギャラリーにアップする予定です。

◆ FECO JAPAN諷刺漫画展「厄介な時代」に参加

平成29年2月24日〜3月14日まで、京都国際マンガミュージアムにおいて開催されました、FECO JAPAN諷刺漫画展「厄介な時代」に参加しました。

学生時代から知っていたこの団体にまさか参加出来るとは思っていませんでしたが、平成27年より武田秀雄先生のご紹介により末席に加えさせて頂く事となりました。

FECOとはThe Federation of Cartoonists Organizationsの略称です。1984年、ベルギーを中心としたヨーロッパで漫画家相互の交流のために誕生した世界で唯一の漫画家による国際交流団体であり、現在では世界中の30の国と地域が参加しています。FECO JAPANはその日本支部として1997年に設立されました。

「厄介な時代」というテーマでしたので、巷で見聞する様々な事象を織り込んで漫画を制作致しました。ホームページのギャラリーにて公開致しますので、是非ご笑覧下さい!

 

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